新しい乳酸菌開発

乳酸菌飲料などを開発しても、胃の中で乳酸菌は死滅するから意味はないと言われていました。しかし最近の科学の力は大したもので、人間にとって有用な乳酸菌で胃酸にも負けない乳酸菌を開発しています。
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胃の中の酸性度はph4と言われています。つまり、ph4で生き残っていれば腸まで届きます。食事を摂って、食べたものが胃に入ってから腸に伝送されるまでの時間は大体2時間と言われています。そのため、ph4の環境で2時間耐えることができる乳酸菌は、腸まで届くわけです。
食品メーカーのみならず、公的機関もこのような乳酸菌を熱心に開発しています。食品メーカーでは開発した乳酸菌を自社のためにしか使いませんが、公的機関で開発したものであれば地域振興のために利用することが可能です。野菜の産地であれば、野菜として出荷しても市場価格に従うしかありませんが、健康にいい乳酸菌が入った漬物として出荷すれば価格形成を自らすることが可能になります。
乳酸菌開発は、このように多種多様な人たちがテーマとして取り組んでいます。乳酸菌自体を腸内に取り込むために使う乳酸菌ばかりではなく、食品製造工程で他の雑菌を防ぐために番犬のような役割をさせることもあります。もっとも、一歩間違うと食品自体の味を変質させたり、変色させたりする副作用もあります。乳酸菌であれば何でもいいというものではなく、それなりに選択をする必要があるのです。
乳酸菌の開発は、自然界に存在する数限りない菌から探し出すという気が遠くなるような作業が必要です。そのため、人体に有用な菌が存在する地域の土をサンプルとして持ち帰り、それに含まれている菌を探し出します。すべてを人の目で探すわけではありませんが結構大変な作業なのです。